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Blog実例紹介

成功する農家のメソッド

2006.02.09太陰太陽暦で「リズム3」の葉面散布が、生理生態的特性を最大限に活性化


「リズム3」葉面散布で活力を活性

養分の吸水力や転換を旺盛に


根からの吸収力と転流を活性

植物の多くは、根,茎(幹や枝を
含む)葉の3つの部分からできて
います。

植物は長い間、海の中で生活をして
単細胞か多細胞で、糸状あるいは葉
状をしている。

細胞は水で満たされ、高等植物の重
量は約80~90%を水(機能活性
成分水)が占めている。

植物は、少しでも水分量が減少する
と、生命活動を維持することが困難
となり、植物は萎れ枯れてしまう。

根から吸収された養水分は、道管を
通り周囲の組織を潤しながら梢まで
満たす。

水を上昇させる原動力は、根圧,毛細,
管現象,凝集力と、葉の気孔で行われ
る、水の蒸発(蒸散)が挙げられま
す。

1)根の細胞は、吸収された養水分
  の力根圧が高まって、道管内の
  養水分を押し上げます。

2)養水分の表面張力によって、管
  の細いほど上昇します。

3)毛細管である道管内は、水の凝
  集力(静電的な力)が大きいた
  め、大木でも水が上昇します。

4)葉で蒸散が行われ、水分が空中
  に発散されると、その水を補う
  ために上へと引き上げられる。


植物の光合成は、太陽の光エネルギ
ーを使って、二酸化炭素と水の2種
類で無機物から有機物の糖(炭水化
物と酸素)が合成される。

この糖が、根から吸収した無機養分
と結合して、さまざまな物質が作ら
れ、植物の生育(基本)となります

養水分が、無機物や有機物を載せて
(溶解して)内皮細胞を巡っていま
す。

根で吸収された養水分は導管に入り
根圧で少しは押し上げられます。

毛細管現象だけでも導管の中の水は
上部の葉まで連続して到達します。

成長に対しては、毛細管現象だけで
水の凝集力は、大木でも根から頂上
まで水を連続した、水柱とすること
ができます。

昼間は、葉の気孔の蒸散作用で、水
を絶えず引き上げる力が働くため、
水は導管内を上昇し続けます。


「水の凝集力説」は、証明されたも
のでなく「推論」でしかなかったの
です。

1995年に、アメリカの2つの研
究グループが実際に導管内の圧力を
測定し、マイナス5~マイナス35
気圧になっていることを示して、凝
集力説は証明されたと思われました

この値は、数十メートル以上の樹木
の水上昇を説明するためには十分で
はなく、別の力が関係している意見
もあります。

導管内に、気泡ができたり消えたり
する現象も観察され、水の凝集力説
だけでは完全に解明されたとは言え
ない現状です。

酸素は分子量32で、水分子より大
きいものが気体です。

水の分子は、棒磁石のようにプラス
極とマイナス極に分かれていて、1
つの水分子のプラス極と別の水分子
のマイナス極とが引き合い、分子間
に強い静電的引力が働いています。

静電的に引き合う力が凝集力で、導
管(毛細管内)では、200気圧位
の力があるとされています。 


月や太陽からの引力
(地表に起潮力、海では干満が生じ
  る)

地球に及ぼす太陽の引力は、中緯度
地方において地面を30㎝程持ち上
げ、海面は約1m上昇するスケール
です。

新月と満月の時期(太陽,地球,月が同
一に並ぶ)は、太陽から受ける起潮力
が最大になるので、満潮時の海面は
一段と上昇(大潮)、地球には最大
なチカラが働きます。

多くの農業生産者が、旧暦(月齢)
を利用して農作業を行っています。

満月時には生殖成長、新月時には栄
養成長と言うのが定説です。

その根拠は、月と太陽による引力
が、水の吸上げに影響を与える考え
方。

引力(重力の強弱)よる生理現象は

新月時には、月と太陽の引力

満月時に、月のみ(重力は地球と太
で陽)、オーキシンの極性移動にも
影響し、新月時には頂芽で濃く、根
端では薄い。

満月時は逆転、頂芽で薄く根端で濃
い。

茎部で重力に、敏感なPINタンパ
ク質等が、存在するのではないか。

月の引力を受ける可能性のある植物
の活動や成長、葉の上下運動, 樹木
の幹の太さ、樹木の幹の含水量、根
の伸長率などの周期的な変化と月の
引力の変動との関連性が議論されて
います。

 植物の重力応答を研究している、
   藤井伸治先生 の見解は
(東北大学大学院生命科学研究科)


① 重力の感受
豊富なでんぷんの比重が高く、細胞
内で沈降する色素体(アミロプラス
ト)が、重力を感じる細胞(重力感
受細胞)の側に沈降することにより
植物は重力方下向を感じると考えて
います。

地上部では、胚軸や茎が重力感受細
胞で皮層や最内層の細胞が内皮細胞
です。

根の先端では、コルメラ細胞になり
ます。

根が地中深く、茎が上に伸長する
「重力屈性」や、宇宙での無重力栽
培実験で証明されるように、植物は
重力に強い影響を受けて生長し、重
力のある環境でしか生長できないこ
とが分かっています。

オーキシンや細胞内のアミロプラス
がト重力感受に深く関わっている。


② 重力シグナルの伝達
(オーキシンの偏差分布の形成)

オーキシンを細胞内から細胞外に排
出するキャリアPINタンパク質
が、重力を感じる細胞(重力感受細
胞)での重力応答に、重要な役割を
果たしています。

重力刺激が与えられていない状態で
は、PINタンパク質は重力感受細
胞周囲の細胞膜に均等に分布してい
ます。

植物体を横倒して重力刺激を与える
と、PINタンパク質は、重力感受
細胞の下側の細胞膜に移動し、下側
に向かって多くのオーキシンを排出
します。

つまり、根, 茎ともに横倒して重力
刺激を与えると、上側に比べて下側
でオーキシンが多くなります。

シロイヌナズナの根のコルメラ細胞
では、PIN3タンパク質とPIN
7タンパク質が重力刺激に応答し
て、局在を変化することが、シロイ
ヌナズナの胚軸の内皮細胞では、P
IN3タンパク質が重力刺激に応答
して、局在を変化することが示され
ています。


③ オーキシン濃度に応答した細胞

器官の上下に分布したオーキシン
は、植物器官の不均等な成長を誘導
する。

根と地上部(胚軸,茎)細胞の伸長の
ための至適オーキシン濃度が異な
り、地上部(胚軸,茎)で伸長生長を
促進するオーキシンの濃度では、根
では伸長成長を阻害すると考えられ
てる。

その結果、根では下側により多く蓄
積したオーキシンが、細胞の伸長を
抑制することで、根を下側に屈曲さ
せ茎では、下側積により多く蓄した
オーキシンが、細胞と伸長を促進す
るこで、茎を上側に屈曲させると説
明されています。

オーキシンの方向性を持った輸送
(極性輸送)は狭義では、茎の先
(頂端側)から根元(基部側)への
オーキシンの輸送を指します。

このオーキシンの極性輸送は、植物
の維管束で、細胞の基部側(茎全体
での根元側)に局在して、オーキシ
ンを一方向に輸送しています。

この狭義のオーキシンの極性輸送
は、茎の重力に対する向きによって
影響を受けないと考えられています

重力の有無によって、オーキシン極
性輸送は影響を受けることが、大阪
府大の上田純一先生と宮本健助先生
のグループが行った宇宙実験で明ら
かにされた。

  (Ueda et al. 1999)

以上のように、地球の重力に応答して
植物のオーキシンの輸送が変わり、
組織特異的にオーキシンの濃度を制
御する現象が知られています。

月の動きが植物生長に作用し、植物
の生理機能や生長に働いていること
は明らかです。

太陰 太陽暦(月齢と潮汐)で、周期
的に潅水(液肥など投入)生長調整
剤の施用で,窒素コントロール栽培法

効率的な栽培管理によって、無駄を
省き,歩留まりよく、高品質に安定的
多収穫を目指すとしています。

植物の諸機能(生理生態特性)

代謝生理学,栄養生理学,水分生理学,
成長(生長)生理学、運動生理学な
どに分かれる。

生理学の分野はその対象によって、
人体生理学,動物生理学,植物生理学,
細菌生理学などと呼ぶ。

月齢と潮汐の生育影響


新月に栄養生長、満月に生殖生長

硝酸過剰で、ジベレリン活性が強い
と栄養生長になり、硝酸が効率よく
同化されサイトカイニン活性が強い
と生殖生長傾向になることは、すで
に紹介しました。

一般的にトマト,キュウリ,ピーマン,
ナスなど長期にわたり栽培する作物
は、栄養生長と生殖生長の周期があ
ります。

多くの作物を測定する中で、新月の
頃に栄養生長傾向に、満月の頃に生
殖生長傾向になることがわかってき
ました。

新月の頃に糖度計を使って生長点に
近い葉の糖度と最下葉の糖度を比較
すると、その差が開き気味になり、
花の糖度も低い傾向です。

硝酸イオンメーターで測定すると高
めの硝酸値を示し、栄養生長傾向で
あることがわかります。

逆に満月の頃は、生長点と最下葉の
糖度差が縮まり、花の糖度は高めに
まなりす。

硝酸イオンは低めの値を示し、生殖
生長傾向なのがわかります。


潮汐のチカラは...植物にも影響

(干潮~満潮)

新月からの
大潮/中潮/小潮/長潮,若潮/中潮

満月からの
大潮/中潮/小潮/長潮,若潮/中潮

新月と満月で、なぜ変わるのか? 

月の引力(潮の満ち引き)が、生命
に影響を与えているのは事実です。

月や太陽の引力により、潮汐を引き
起こすチカラのことを「潮汐力」と
言う。

新月は、月が太陽側に位置し、潮汐
力は大きく、満月は太陽の反対側に
なり、潮汐力は新月より若干弱くな
るため、植物の生長にも影響するの
です。

重力に関係するホルモンとして、
オーキシンがあります。

植物が重力に対して反対方向に伸び
るのも、根が重力方向に伸びるのも
オーキシン濃度によります。

この性質を重力屈性と呼びます。
科学的に解明されているわけではな
く、新月のときは、オーキシンやジ
ベレリンの活性が高まり、細胞を大
きく長く伸ばす方向に働いて栄養生
長傾向になる。

満月のときには、サイトカイニン活
性が高まり細胞分裂を促進し、花芽
分化や着果促進方向に働いて生殖生
に長傾向なる。

新月の闇夜と満月の光も影響する⁉

まだ未解明な部分が多いですが、月
の影響は大きいといえます。

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月のリズムを栽培に生かす単肥と
      葉 面 散 布

新月にミネラル, 満月前はチッソ⁉

新月の頃は、栄養生長傾向になるの
で、硝酸過剰になりやすくなります

そこで硝酸を同化させるための、葉
面布散を新月の前に行ないます。

また、リン酸,カリ,ミネラル類を追肥
や葉面散布で効かせて生殖生長の方
向へ矯正します。

硝酸過剰でエチレン活性が弱くな
り、気病になりやすくなっているの
で、農薬(ボルドー)の散布により
活エチレン性を高める方法もありま
す。

満月の頃は、生殖生長傾向で、花が
多くなり、生長点の生育が弱く、芯
どまりになることもあるので、満月
の前には、ミネラル以外にチッソも
追肥や葉面散布を行なうと収穫の波
ができにくくなります。

農業を営む人達はいつの時代にも、
いかに作物の収量を増加させ、品質
の良いものをつくり出すかに心を砕
いてきた。

長い農業の歴史には、多くの栽培上
の経験則が見出され、ノウハウとし
て引き継がれてきました。

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