学 名 : Lactuca sativa L.
土づくり
●土壌診断結果に基づき施肥設計を行ないます。
●排水不良畑や転作田では、不結球と腐敗性の病気を誘発しやすい、明渠、暗渠の施工により排水を良くする。
●乾燥を防ぎ、生育を良くするには20cm以上の深耕(同時に砕土率を高める)と完熟堆肥を施用する。(2t/10a程度を散布)
●緩効性肥料を利用して、全量基肥とし定植7~10日前までに施す。
●10aあたりの標準的な施肥量は、窒素15kg,リン酸18kg,カリ20kgです。
品種により施肥反応特性が異なるため、地力窒素や作型、栽培品種の特性に合わせて基肥量を決定します。
※近年の高温期には、多肥すれば不結球を誘発するため、チッソ成分を標準の半分以下にする。
育苗管理
よい苗を作るには、水分管理に気をつけ、軟弱にならないよう、水やりは夕方には培土表面が乾く程度にします。
日当たりの良い場所を好みます。
風通しの良い場所。
定植適期苗は本葉4~5枚です。
定植~収穫の栽培管理
本葉3~4枚のときに定植します。
苗は、定植前に水をたっぷり与え、深く植えないようにしましょう。
追 肥
追肥をする場合は、定植7~10日後ごろ、1回目の追肥をします。
その2週間後に2回目の追肥をします。
玉レタスでは葉色が薄く黄色っぽくなっている場合、結球が始まるころまでに3回目の追肥を終わらせるようにしましょう。
病害虫主病害は、斑点細菌病、軟腐病、腐敗病などです。
軟腐(なんぷ)病 : 独特な異臭を放ちながら葉が茶色く溶けていきます。
べと病 : 淡黄色の病斑が次第に拡大し、葉脈に囲まれたようになります。
主害虫は、ナモグリバエ、オオタバコガやヨトウガなどの鱗翅目害虫の幼虫があります。
アブラムシ類、タバコガ、ナメクジ
整理障害
チップバーン : 縁腐れ症とも呼ばれる生理障害で、カルシウム欠乏によっておこるため、石灰を十分にやっていても、必要量を吸い上げきれず発生しやすくなる症状です。
高品質に安定 多収穫
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