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Blog実例紹介

成功する農家のメソッド

2009.12.07安全,安心,おいしい野菜栽培「微生物酵素」で、硝酸態窒素や亜硝酸態窒素を低減

安全,安心,おいしい野菜は、硝酸態窒素を低減
 
果物/野菜の安全,安心を考えて、硝酸態窒素の含有量を気にする人はいるだろうか。
関心があって、情報が曖昧のまま、不安を感じる人もいるのではないか。
硝酸態窒素や亜硝酸態窒素とは、何か
硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素に係る水質汚染
どうして硝酸態窒素が野菜に多量に含まれるのか
生産者農家は、硝酸態窒素を低減させるにはどうすればよいのか
硝酸態窒素と亜硝酸態窒素の基礎知識
硝酸態窒素や亜硝酸態窒素の汚染源は、窒素肥料, 家畜の糞尿, 腐敗した動植物, 生活排水, 陸上処分された下水汚泥などに由来しています。 
硝酸態窒素は、積極的に野菜を効果的に生産するために重要な栄養素とされ、肥料の中に多く含まれております。
植物は、土壌から吸収した硝酸態窒素を使い切れなかった場合は、内部に蓄積します。
硝酸態窒素は、窒素化合物が酸化されて生じた最終生成物で、豊富な栄養化の原因になり, あらゆる場所の土壌, 水, 植物中に広く、かつ相当量存在します。
一般に、地表水では少なく,地下水では、浅層水に多く溶存し、深層水では少ない傾向にあります。
亜硝酸態窒素は、自然界に広く存在する有機態窒素が土壌, 水中で、好気性細菌によって分解されたもので、硝酸態窒素に比べ、一般に非常に低濃度ですが、広く存在しています。
"環境省においては、1971年に環境基準として、硝酸態窒素と亜硝酸態窒素の和は、1リットルあたり10㎎という基準が決められています"
"環境汚染を減らす目的で、2001年には「硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素に係る水質汚染対策マニュアル」や「硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素に係る土壌管理指針」 が策定されました"
【健康への影響】
①硝酸態窒素は、消化器官内の微生物によって還元されて亜硝酸態窒素となり、消化器官内でタンパク質中のアミンやアミドと反応して、発ガン性が考えられる“ニトロソアミン”を生成します。
“ニトロソアミン”が生成すると、膀胱の病気と胃塩酸欠乏症(胃酸の少ない状態)にかかる人が増加することが明らかになっています。
②硝酸態窒素の一部が、体内のバクテリアによって亜硝酸態窒素へ還元され、その結果, 亜硝酸態窒素が血液中のヘモグロビンと反応し、酸素運搬機能のない血色素のメトヘモグロビンを生成させます。
●硝酸態窒素とは
地球の地表付近や大気の主な成分は、窒素と酸素がほとんどを占めており、窒素が約80%で酸素が約20%のこりは、微小な割合のアルゴンと二酸化炭素です。
窒素は、目に見えないが、日々触れている存在です。
窒素は、アミノ酸, タンパク質, DNAやクロロフィル(葉緑素)の元となり、植物を構成する大変重要な栄養源です。
生物/地球化学的循環(窒素循環)により、大気中の窒素は、微生物などで無機化されて、土壌に取り込まれてアンモニア態窒素, 亜硝酸態窒素, そして硝酸態窒素と形を変えます。
窒素が、化学反応により酸化したものを「硝酸態窒素」といいます。
●硝酸態窒素が成長に必要な理由
植物の成長に必要な栄養素は、窒素, リン酸, カリウムです。
窒素は、葉や茎の成長に必要な栄養素です。
植物は、大気中の窒素を直接吸収することができませんが、土壌に含まれた硝酸態窒素を根から吸収することで窒素を取り込んでいます。
植物は、硝酸態窒素を蓄えておくことができます。
野生の草木が、肥料を与えられることがない環境でも旺盛に育つのは、この硝酸態窒素を取り込み,蓄えているためです。
硝酸態窒素が人体に与える影響
●問題視される背景
農作物を栽培して、良い品質の作物を収穫するためには、自然界における窒素循環だけでは硝酸態窒素が不足すので、これを補うために様々な種類の肥料を使用します。
土の中には、硝酸態窒素が潤沢になり、植物は自分を守るため硝酸態窒素が、土中に有れば有るだけ根から吸収し蓄積します。
植物は、取り込んだ硝酸態窒素を光合成などの活動を通して分解し、アミノ酸へと形を変えて成長します。
使い切らない硝酸態窒素は、そのままの形で蓄積していきます。
人間でも、栄養の取りすぎが様々な病気を引き起こす要因となるのと同様に、植物も硝酸態窒素の過剰な蓄積は健全な状態ではありません。
農作物の栽培において、適切な量を施肥することが重要になります。
市場における農作物の中には、硝酸態窒素を過剰に摂取した物が流通している場合があります。
硝酸態窒素を過剰の野菜を人間が食べると、当然人体の中に硝酸態窒素が取り込まれます。
取り込まれた硝酸態窒素が、人体に与える影響が懸念され、問題視されてきました。
●人体に与える影響
人間も植物同様、大気中の窒素を直接取り込むことができません。
動植物に含まれるたんぱく質(アミノ酸)を、食事として口にすることによって、間接的に窒素を体内に取り入れられます。
食材の野菜が、成長の過程で使い切らずに蓄積されていた状態の硝酸態窒素であれば、そのまま人体に摂取されます。
硝酸態窒素は、通常に摂取する程度では、特に人体にとって害を及ぼすことはありません。
硝酸態窒素が、ヒトの体内で化学反応を起こした結果、様々な病気を引き起こすとされています。
私たち人間が、摂取した硝酸態窒素は、消化管から速やかに吸収されて血液に移行し、一部が唾液中に分泌され、大部分は腎臓を通じて尿中に排泄されます。
消化器官に吸収されたものが、微生物により還元が行われ亜硝酸態窒素となります。
これが消化器官内で、たんぱく質中のアミンやアミドなどと反応して、発がん性が示唆されるニトロソアミンの生成に関与するおそれがあります。
また亜硝酸態窒素が血液中のヘモグロビンと反応し、酸素運搬機能のない血色素のメトヘモグロビンを生成させます。
通常1~3%程度であるメトヘモグロビン濃度が15~20%となると、酸素の供給量が不十分となりチアノーゼ症状(酸素欠乏症)を呈します。
さらに40%以上では頭痛, めまい, 呼吸困難, 意識障害などの症状が出現します。
これら症状は、メトヘモグロビン血症と呼ばれています。
硝酸態窒素の亜硝酸態窒素への還元は、微生物によって行われますが、その繁殖, 活動はpH5以下で、抑制されます。
このため胃液のpH値が2~3である大人では、硝酸態窒素の還元がほとんど起こりませんが、胃酸の分泌が少ない乳幼児はpH5~7であるため還元反応が進みやすくなります。
また乳児は酸素運搬機能のない血色素のメトヘモグロビンをヘモグロビンへ還元する還元酵素の活性が大人より低いためメトロヘモグロビン血症に罹患しやすいとされています。
これら症状は、野菜に残留した硝酸態窒素だけが原因ではなく、井戸水などの飲料水に含まれた硝酸態窒素や食品添加物として使用されている硝酸塩などが由来である場合も多々あります。
野菜は、ビタミン, ミネラル, 食物繊維などの供給源として大変重要な存在です。
多くの研究の結果で、野菜は様々な生理生態的特性(作用)があり、ヒトの健康に非常に有益であることが明らかです。
野菜に残留した硝酸態窒素が主要因で、健康被害を引き起こすおそれがあります。
特に葉菜類の濃度は、比較的高い傾向にあり、野菜の硝酸態窒素濃度を低く抑えることは、より安心,安全であることは間違いありません。
硝酸態窒素を減らす方法
安心, 安全な農作物を作るため、硝酸態窒素を減らす栽培方法を取入れれば良い。
・土作り「微生物」ズット デルネ潅水
人間でも、活動する代謝量よりも食事などによる摂取エネルギーの方が、大きければ太ってしまいます。
言い換えると、摂取エネルギーよりも大きな代謝量があれば、ダイエットすることができます。
植物でも、同様のことが言えるのではないのでしょうか。
①硝酸態窒素の過剰吸収をエネルギー源…転換
植物が成長するため、飢餓状態でも組織を維持するために、根から吸収できる最大限の硝酸態窒素を取入れようとします。
硝酸態窒素を抑制することは、生育や収量や品質を落とすことが、大前提となります。
生育に必要な量は確保し、効率よく窒素肥料の同化作用を促すことが重要となります。
この点に注意し、植物が栄養を摂りすぎないようにします。
どのような種類の肥料でも、最終的には硝酸態窒素となり植物の根から吸収されます。
即効性の化学肥料よりも、緩効性肥料の方が緩やかに吸収されるので、植物が過剰に硝酸態窒素を吸収するのを防ぐことができます。
有機肥料は、土中で微生物分解などが行われながら、根から吸収される硝酸態窒素に形をゆっくり変えていくので、過剰な吸収を抑制することができます。
また、収穫時における土壌中の肥料成分をできるだけ少なくするために追肥はなるべく控え、追肥の必要性が高い状況のときはなるべく早く、施肥するといった処置が求められます。
これらの取り組みは、農作物の安心, 安全でもありながら施肥量の減少につながり、環境負荷低減にも貢献するのではないでしょうか。
②硝酸態窒素の還元スピードをあげる
植物は、光合成において硝酸態窒素を還元しますが、光が強いほど硝酸還元酵素が活性化されます。
つまり根から吸収し蓄積されている硝酸態窒素を、よりたくさん消費することになります。
このため残留する硝酸態窒素を減らすことができます。
具体的に、光合成を活発化させるには、施設園芸において被覆資材の透明度を保つ、遮光は最低限度に抑える。
収穫作業に関しては、曇天の翌日は避け、晴天が続いた日の午後に収穫すると、残留硝酸態窒素を抑制することができます。
③酵素剤を用いた葉面散布
硝酸態窒素が過剰になった植物は、葉の色が濃い緑色になります。また栄養過剰なため徒長気味になります。
こうなると病害虫に対して弱くなったり、花芽分化が遅れて収量が下がったりと、望まない状態になります。
そこでお勧めするのが特殊肥料「リズム3」酵素剤による、葉体活力],活性要素の葉面散布です。
「リズム3」は、熟成アミノ酸酵素液の特殊肥料です。
植物の健康管理や品質向上など、積極的に支援する環境保全型資材です。ズットデルネは、土壌中の過剰な窒素を微生物が餌として吸着し、葉に含まれる未消化窒素を吸い出す働きを軽減します。
こうして葉を軟弱にしたり、節間を徒長させたりする余分な窒素が無くなるため、植物は、健全に旺盛な生育をします。
未消化窒素を求めて集まる、害虫や病気に取りつきにくい、体質改善ができます。
「リズム3」を生育ステージ毎に希釈倍率して、葉面散布を行います。
小型電動噴霧器「リズム3」でも、葉面散布の使用が可能です。
また、潅水に使用できます。
この処理により、窒素過多症(垂れ下がって元気のない濃緑色の葉)を緩和し、光合成を活発にさせ花卉類では、花色が良くなり,果菜類では、実の肥大や濃度が増して食味が向上します。
ズットデルネの微生物が、土壌水分を浄化し有害ガスを吸着,分解するので、土着菌が活性化され、弱った根や葉をも元気に育てます。
バランスの良い食事を心がける
一般消費者は、過剰な摂取をしない限りは、硝酸態窒素を過度に恐れる必要はありません。
先に述べたとおり、野菜は重要な栄養源です。
通常の範囲においては、栄養のバランスを考えた食事を摂ることを、心がけるようにすることの方が重要です。
ただし、乳幼児においては、水および葉菜類(ホウレンソウなどの葉物野菜)の品質には、気を付けた方がよいでしょう。
生産者は、肥料の量を制限することによるコストダウンや、環境負荷の低減を目指すことができるため、適切な量の窒素肥料の施肥を行っていくと良いでしょう。
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