2022.12.16野菜や果樹の抗酸化力を高める特殊肥料「リズム3」で高品質に安定的多収穫
抗酸化力の向上と分子栄養成分向上
有機栽培と慣行栽培の収量と、抗酸化成分を分析
有機栽培は慣行栽培に比べて、ストレスをより強く受けて,その結果で作物がストレスを回復させるために,抗酸化物質や二次代謝産物を増やし,人体にも好ましい成分を多く含んだ有機農産物が生産されます。
慣行栽培でも
温度, 光, 二酸化炭素濃度, 土壌水分, 土壌の塩類濃度, 土壌pH, 養分や重金属などの、作物生育にとっての非生物的要因が最適条件から大きく外れて、過不足が生ずれば作物にとってストレスとなる。
慣行栽培をベースに「ジオバンクメソッド」の実践が、有機栽培以上に生理的(生理生態的特性)要因を「微生物酵素」の活力活性で、生命活動をスムーズにします。
私たちの身体は、活性酸素を無害化する様々な抗酸化酵素を備えています。
抗酸化物質には、水溶性と脂肪性がありビタミンC, E, 亜鉛, α-リポ酸, カロテノイドなどがあり、食事でバランスよく摂取する必要があります。
両方を組み合わせることで、全身の細胞を活性酸素から効率的に守ることが出来ます。
傷ついた細胞を回復させる、分子栄養学的アプローチ
三大栄養素(糖質, 脂質, タンパク質)を利用したエネルギー代謝には、ビタミンB群が不可欠です。
体内のバランスで、酸化に大きく傾いた身体は、活性酸素種を減らす内因性の抗酸化物質を生成し、酸化ストレスを減らすよう反応する。
抗酸化力の高い野菜を作り、食する
タンパク質は、食事などで摂取した糖と結びつき、この2つが結合するとたんぱく質が変性します。
体内で、いくつかの反応を経て、最終的にAGEs(糖化最終生成物)という異常たんぱく質が生成されてしまいます。
食物(野菜や果物)中には、抗酸化物質が非常に多く、安全性においても問題ありません。
ミネラル(Ca, Cu, Fe, K, Mg, Mn, Na, P, Zn)の含有測定に、マイクロプレートリーダー使用して、作物を葉, 茎, 実に分割して分析して、含有量を測定します。
リズム3で、高機能の野菜栽培
「ズム3」は、慣行栽培野菜でも抗酸化物質含量が高まるのか。
その一因は、酵素による触媒作用
・硝酸態窒素は、生理生態的特性を
活性化して、効率よく炭水化物に
生成
・豊富な炭水化物は、白根(毛細
根)を作り、ミネラルを効率よく
吸収
・高含有ミネラルは、抗酸化物質
など栄養的に価値の高い成分が増
える
光合成/生合成メカニズムを「リズム3」が、植物の生理生態特性的プロセスを分子的栄養学からサポートします。
生理生態的プロセスは
生物的および非生物的なストレスを受けると、ストレスによる生育低下を回復させるために、分子的や生理学的メカニズムを含む一連の対抗メカニズムを活性化させる生理生態特性がある。
可給態養分の供給量が限られていたり、窒素, リンや鉄が欠乏したりすると、フェノール化合物の濃度が植物体で上昇することが観察されている。
各種のストレスに応答して植物体内では、その解毒(活性酸素)をもたらすシグナル伝達経路が活性化して、抗酸化物質の生成を活発化する。
生命の進化の過程で,嫌気的代謝によってエネルギーを獲得していた生命体が、やがて嫌気的光合成になって生成された酸素ガスを利用した呼吸で、効率的エネルギーを多量に獲得できるように生命の進化が加速してきました。
酸素ガスを利用した呼吸では、多量のエネルギーを獲得できるが、酸化力の非常に強い活性酸素も作られてしまう。
通常の原子や分子の電子は2つずつ対になって存在し、安定な物質やイオンを形成している。
しかし、対の電子の1つが失われて、対でない状態になった電子が存在する原子や分子あるいはイオンは、フリーラジカルまたは遊離基と呼ばれて、反応性が強い。
このような状態の酸素は「活性酸素」と呼ばれ、細胞中の各種成分と反応して酸化させ、その機能をへて変質させてしまい、細胞を死に至らしめてしめることです。
人体に抗酸化物質の好ましい接種法
従来及び現行の慣行農法(化学肥料と化学合成農薬)や有機栽培の使用を前提に、生産システム / プログラムで、抗酸化物質を高品質に安定的接種をサポート。
経済的にも環境的にも持続可能で、気候変動に対しても早期に回復力を持てるように、技術を新しいレベルに引き上げる必要があります。
植物分子の機能
植物は、水(ミネラル)と太陽光エネルギーで、栄養素を合成して、生命を維持しています。
植物の葉から、空気中の二酸化炭素を取り込んで、糖を合成しております。
植物の根からは、土壌中の硝酸イオンやアンモニウムイオンなどの無機窒素化合物を取り込んでアミノ酸,核酸,タンパク質,クロロフィルといった窒素を含む生体物質を合成しています。
無機物が植物の栄養素であり、これらの無機物の量が植物の栄養環境を形作っています。
植物は、生育地ごとに異なる栄養環境に適応した成長を行う仕組みを持っています。
植物分子(植物由来化合物及びその関連遺伝子)を軸として、生体内及び生態系内の生命活動(現象)機能をフル活用に向けた概念で目指しています。
土中で菌糸のネットワークを形成
ネットワーク形成をコントロールできれば、肥料を効果的に活用することが可能です。
野菜の栄養素は効果的
植物がどのように吸収,代謝して、自らの細胞を作りあげ成長,生産しているのか。
植物の栄養素は、基本的にはすべて無機元素であることに大きな特徴を有しています。
植物栄養学は、人類の食糧生産のかかわる作物を対象に進展したため、肥料学を含む学問領域として発展し、かつ肥料学の成果によって逆に体系つけられてきた側面もあります。
現場農業にかかわる栄養診断に基づき食糧生産の向上をめざし、あるいは施肥と生産性の関係を定量的に評価されて進展してきました。
植物生理現象(生理生態的特性)の理解や、作物の生長促進、植物代謝機能を利用した有用物質生産に発展させることを「リズム3」は目指しています。
有機物(有機化合物)とは
私たちの体は、分子でできています。
その分子は、炭素原子(C)を中心に構成されている化合物が有機物(全て分子)です。
食物に多く含まれる糖質、肉や魚に含まれるタンパク質,魚油,アマニ油などの脂質、肉や野菜などから得られるビタミン類は有機物です。
無機物(無機化合物)とは
有機物以外のものをすべてを無機物といいます。
無機物には、分子のものと分子でないものがあります。
炭素を含んでいても、一酸化炭素(CO)や二酸化炭素(CO2)など、単純な化合物は無機物に分類されます。(塩NaClや水H2Oも無機物)
制御機能
・抗酸化ビタミンC,E
・サリチル酸(消炎作用成分)
・ポリフェノールやカロチノイ
※ポリフェノールは、光合成でつくる糖分の一部が変化したもので、葉,花,樹皮に含まれる色素や苦味,渋み成分で、数千種類に及びます。
大別すると
◆「フラボノイド系」
◆「非フラボノイド系」
となり、私たちがよく耳にするカテキン,フラボノイド,イソフラボン,アントシアニン,クルクミン(ウコンなどに含有),リグナン(胡麻などに含有)など、全てがポリフェノールの一種なのです。
最近話題となっているレスベラトロールもポリフェノールです。
ポリフェノールは、強い抗酸化作用があって毛細血管の強化や保護に役立つほか、活性酸素の働きを抑えて血流を改善し動脈硬化を予防することから、五大栄養素と食物繊維に続く7番目の栄養素として注目されています…が。
*分子が大きいため摂取しても腸管から吸収できない。
*効果持続時間は2~3時間と短く、体内にため込むことができないなどの性質があるために、分子を小さくすること(焙煎)や、こまめに摂取することがポリフェノールを上手に利用するために必要な条件となります。
抗酸化物質が多く含まれるほど、野菜の風味が強く感じられます。
栽培するのに手間暇がかかるため、価格も高い傾向にあるのが難点。
流通量も少ないので、スーパーで見かけることもあまりないでしょう。
毎日、有機野菜を食べるのは、現実的とはいえません。
<栽培のこだわり>
エポック ジャパン 有限責任 事業組合が開発した、抗酸化成分を高める「ジオ バンク メソッド」栽培技術(特殊肥料リズム3)を用いて栽培された、高抗酸化値野菜です。
また、土作り「微生物」ズットデルネで育てた野菜や果物も、衛生的で安全, 安心!