夏の苗作り/株作り
攻めの管理(積極的に成長を伸ばす)
目的:根量・株力を“夏のうちに”最大化すること。
攻めるタイミングは、 ①夜温が下がる日が続く時 ②株の葉色・根の白さが安定している時 です。
攻めのポイントは次の3つ。
① ORP(酸化還元電位)をやや低めに保ち、根を強く伸ばす
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ズットデルネが働きやすい環境 → 根圏の酸化ストレスが減る
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リズム3が効率よく代謝を促進 → 細胞分裂が活発
攻めのORP目安(例)
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葉菜:+150〜+220mV
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果菜:+180〜+250mV
※低すぎると嫌気に寄るため「攻めすぎ注意」。
熱水が根を痛める3つの理由根の細胞が「茹で上がる」多くの植物の根は、地温が30℃〜35℃を超えると生育が衰え、40℃を超えると細胞がダメージを受け始めます。
猛暑から根を守る5つの対策もっとも大切なのは「潅水のタイミング」と「地温を上げない工夫」です。
④ 水は「中途半端」ではなく「鉢底から溢れるほど大量に」プランターなどの場合、少量の水をやると一瞬でお湯になります。
与えるときは、「土の中の熱い空気とお湯を、上から冷たい水で押し流して全部入れ替える」イメージで、底からダラダラと流れ出るまで大量に与えるのが正解です。

② 灌水量を“やや多め”にして、根の活動を最大化
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高温期は蒸散が増えるため、根の吸水力を鍛えるチャンス
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ズットデルネの微生物代謝が水分で活性化
ポイント
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朝の灌水をしっかり
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夕方は株の状態を見て調整
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水切れは“攻め”ではなく“弱らせる行為”
③ 葉面の光合成を最大化する(遮光は最小限)
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夏でも光は“肥料”
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リズム3が光合成産物の転流を促進 → 太い根・太い茎に変換
攻めの判断基準
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葉が立っている
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葉温が高すぎない
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葉色が濃く、ツヤがある
夏の守り(株を疲れさせない)
目的:高温ストレスから株を守り、秋以降の収量を落とさないこと。
守りに入るタイミングは、
①連日の高夜温(25〜28℃以上)
②葉が萎れやすい
③根の白さが鈍る
④ORPが急上昇する(酸化ストレス) など。
守りのポイントは次の3つ。
① ORPを“やや高め”にして、根の酸化ストレスを抑える
高温期は根が酸化しやすく、微生物も疲れやすい。
守りのORP目安(例)
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葉菜:+250〜+300mV
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果菜:+280〜+350mV
ズットデルネの働きが安定し、根腐れリスクが減る。
② 灌水を“控えめ”にして、根の呼吸を守る
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高温期は根の呼吸が過剰になり、酸化ストレスが増える
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水を与えすぎると根圏が酸欠 → 微生物も弱る
守りの灌水ポイント
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朝は通常
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夕方は「葉の状態を見て最小限」
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日中の灌水は極力避ける(根温が上がる)
③ 遮光・温度管理で株の疲労を防ぐ
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遮光率を上げる
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風を通す
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葉温を下げる
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活性水で葉面冷却(安全な範囲で)
⑤ 遮光ネット(遮光率50%前後)を活用する株全体や畑の畝(うね)の上に遮光ネットを張ることで、地面に届く熱そのものを大幅にカットできます。
毎日…寒冷紗を開け閉めするのが難しい場合、「張りっぱなし(常時遮光)」に耐えられるような引き算の栽培管理が必要になります。
張りっぱなしの最大の弱点は、「日照不足による苗の軟弱化(徒長)」と「風通しが悪くなることによる病気の発生」です。
これをカバーするために、水やり、肥料、環境作りの基準を通常より厳しめに管理します。
張りっぱなしで健全ないちご苗を育てるための具体的な管理ポイントをまとめました。
???? 1. 水やり(潅水):徹底して「控えめ」にする日差しが遮られるため、土からの水分の蒸発も、葉からの蒸散も通常より少なくなります。
乾くまでやらない: 土の表面がしっかり乾いたのを確認してから水やりをします。
水の量は少なめに: 常に土が湿っていると、光不足と相まって茎がヒョロヒョロに伸び(徒長)、根腐れを起こします。
夕方の水やりは厳禁: 夜間に土が濡れていると徒長が一番進みやすくなります。
水やりは必ず「朝(日の出前〜早朝)」の1回に絞ります。
???? 2. 肥料:窒素を抑え、株を「硬く」育てる光が少ない状態で窒素肥料が多いと、一気に徒長して病気に弱い「軟弱な苗」になってしまいます。
窒素(N)は…最小限に: 葉を大きくする窒素肥料は極力控えます。
カリウム(K)やカルシウム(Ca)を意識する: 細胞壁を強くし、病気への抵抗力を高めるために、カリウムやカルシウム、マグネシウムを中心とした栄養設計にします。
液肥は薄めにする: もし液肥を与える場合は、規定倍率よりもさらに薄め(例:1000倍指定なら1500〜2000倍)にして回数を減らします。
????️ 3. 環境作り:風通しを限界まで高める寒冷紗を張りっぱなしにすると、棚の周囲に熱や湿気がこもりやすくなります。
ネットと苗の距離を大きく離す: 苗のすぐ上に張るのではなく、棚よりかなり高い位置(人が下に入れるくらい、または50cm以上離す)にハウスのように張り、下部の側面はフルオープンにして風が通り抜けるようにします。
サーキュレーター(扇風機)の導入: もし電源が取れる場所であれば、家庭用の扇風機やサーキュレーターで苗に微風を当て続けます。
風を当てることで、光不足による徒長を物理的に抑える効果(接触刺激)があります。
✂️ 4. 苗の管理:こまめな「芽かき・葉かき」光が少ない分、株の内側まで光と風が届くように手入れをします。
古い葉をすぐ取る: 黄色くなってきた下葉や、病気の兆候がある葉はもったいぶらずにすぐ根元から摘み取ります。
ランナーや腋芽(わきめ)の整理: 育苗に必要な本数以上のランナーや無駄な脇芽はすぐにカットし、親株やターゲットの次代苗に栄養を集中させます。
⚠️ 張りっぱなしにする場合の「寒冷紗選び」の注意点もしこれから寒冷紗を購入、または変更できる場合は、以下のスペックにすることで張りっぱなしの失敗を大幅に減らせます。
色は「白」か「シルバー」を選ぶ黒い寒冷紗は光を完全に遮断(吸収)するため張りっぱなしには向きません。
白やシルバーは、熱線(赤外線)をカットしつつ、植物の生育に必要な光(可視光線)は比較的通すため、張りっぱなしに最適です。
遮光率は「30%〜40%前後」の低いものにする真夏の日中だけなら50〜60%が理想ですが、張りっぱなしにするなら曇りの日や朝夕の光を確保するため、遮光率は低めのもの(30〜40%)を選んでください。
リズム3は、高温で働きすぎると株が“代謝過多”になり疲れるため、 守りの時期は...夕方/曇り...早朝にするのがポイント。
生産者が迷わない「攻め/守り」の判断基準まとめ
✔ 攻めるべき株の状態
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葉が立つ
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葉色が濃い
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根が白い
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ORPが安定して低め
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夜温が下がる日が続く
→ ズットデルネ・リズム3を積極的に使い、根と株を太らせる。
✔ 守るべき株の状態
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葉が萎れやすい
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葉色が薄い
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根が茶色っぽい
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ORPが上がりやすい
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夜温が高い日が続く
→ 灌水を控え、ORPを高めに維持し、株を休ませる。
最終的な狙い
夏の「攻め/守り」を正しく切り替えることで、
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秋の立ち上がりが早い
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根量が多い
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花芽形成が安定
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収量が落ちない
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病気に強い
という“強い株”ができあがります。
ジオバンクミーンズの微生物(ズットデルネ)と酵素(リズム3)は、 攻めの時期は成長を押し上げ、守りの時期はストレスを軽減する という役割分担が非常に明確です。
必要であれば、 作物別の「攻め/守りのORP管理表」や「夏の灌水マニュアル」も作成できます。









