2023.03.06 野菜や果物の抗酸化成分は天然の機能性分子栄養ファイトケミカル
・植物の光合成でできる物質の総称です。
・植物のファイトケミカルは、抗酸化作用がある。
・野菜や果物の分子栄養は、高機能性抗酸化ファイトケミカル成分。
高機能性抗酸化ファイトケミカル成分は、抗酸化作用やデトックス作用だけでなく、抵抗力や免疫力アップ,ガンを予防する作用,動脈硬化を予防する作用,血液をサラサラにして脳梗塞や心筋梗塞を予防する作用,ダイエット効果,アンチエイジング作用があります。
高機能抗酸化成分が、様々な病気から体を守り健康管理にすぐれたファイトケミカル機能を持っています。
野菜と果物の違いは、ご存知?
野菜は、ご飯のおかず⁉
果物は、食後のデザートやおやつですか。
野菜と果物の違いについて
栄養成分の違いを、参考にしてください。
目 次
- 野菜と果物の違い
- 野菜について
- 果物について
- 野菜と果物の栄養成分や特徴
野菜と果物では、栄養が違う!
栄養は、バランスよく摂取しよう
野菜と果物の違い
野菜と思って食べていたものが、実は果物だったり、果物だと思っていたいものが、野菜だったりすることがありますよね。
野菜と果物には、明確な定義はありません。
植物は「木」を「木本」と呼び、「草」を「草本」と呼びます。
野菜は、食用とする草本性植物の総称。
また果物(果実類)は、2年以上栽培した草本植物または木本植物で食用として食べられる果実(果樹)とされています。
野菜について
草本植物とは、一年以内に開花
~結実して木化することなく肥大成長をしない植物のことをいいます。
生存期間が比較的短めなのが特徴です。
一般的に、果物としてメロンやイチゴ/スイカは、植物学上だと野菜の分類になります。
日本野菜標準商品分類/区分は以下の通りです。
・野菜の分類
根菜類:だいこん、にんじん、ごぼう、じゃがいも等
葉茎菜類:はくさい、キャベツ、ねぎ、たまねぎ等
果菜類:きゅうり、かぼちゃ、トマト、なす等
果物について
農林水産省では、果実のことを果樹とされ、果樹という呼び方が馴染まない場合は、果物(くだもの)や果実と呼ばれています。
「野菜と果物」の栄養成分や特徴
野菜と果物には、明確な定義はない。
どちらもビタミン/ミネラル/食物繊維が摂れることから、栄養も同じだと思われがちですが…しかし、実際には「果物=野菜」ではありません。
果物には、ブドウ糖や果糖の糖質が多く含まれています。
野菜には、それらが含まれていません。
また、野菜に比べて果物には有機酸(クエン酸・酒石酸・リンゴ酸・コハク酸)が多く含まれています。
それぞれに含まれている栄養が違うことから、野菜と果物の区別をつけることができます。
では、野菜と果物の栄養成分について
野 菜
・水分:85-95%
・食物繊維:セルロース、ヘミセルロース、ペクチン
・ビタミン
ー 緑黄色野菜:カロテン(プロビタミンA)、アスコルビン酸(ビタミンC)、チアミン(ビタミンB1)、リボフラビン(ビタミンB2)
ー 葉菜類:葉酸、トコフェロール(ビタミンE)
・ミネラル:カリウム、カルシウム、鉄
果 物
・水分:80-90%
・糖質:果糖(フルクトース)、ブドウ糖(グルコース)
・食物繊維:プロトペクチン(未熟)、ペクチン(適熟)
・ビタミン:アスコルビン酸(ビタミンC)
・ミネラル:カリウム
・有機酸:クエン酸、リンゴ酸、酒石酸
果物と野菜のそれぞれ水分量は大体同じです…が、わずかに野菜の方が平均的には多めです。
食物繊維やペクチンは、共通して含まれていますが、そのほかのセルロース・ヘミセルロースは、果物には含まれておらず野菜にのみ含まれています。
同様に、ビタミン・ミネラルに関しても、野菜と果物で摂れる栄養が異なります。
また、有機酸は果物にのみ含まれる栄養素で、野菜では摂取することができません。
野菜と果物の栄養でバランスよく摂取
野菜と果物に明確な定義はありません。
各植物の成長から収穫されるまでの期間や含まれる栄養素が異なり、野菜には野菜にしか含まれない栄養や、果物にしか含まれていない栄養があります。
そのため、どちらかの代わりに食べて栄養を補うということはできません。
野菜と果物はそれぞれ、バランスよく食べるように心がけましょう。